他人のブログを読んだこともなかった、ど素人の私が「はてなブログ」開設からわずか8ヶ月で月間アクセス10万PV、さらに月間収益10万円越えを達成した方法を初心者にも分かりやすく解説します♪
今日のテーマは「ブログに使える画像と著作権について」です。
- ネット上の写真や画像は勝手に使って良いの?
- 他人の画像や写真を使って良い場合とは?
- パブリックドメイン、クリエイティヴ・コモンズ、CC0それぞれの違いは?
- 無料で使えるCC0(フリー画像)のネットサービス
- CC0(フリー画像)を利用する時に気をつけること
- このブログについて
ブログ記事を書くときに、記事の補足や箸休め的な役割で、自分が撮った写真やイメージ画像をところどころに入れて使うことが多いですよね。
自分で撮った写真はもちろんドンドン使ってOKですが、問題はネットからのイメージ画像。
ネットに出回っている写真ってどこまで使用して良くて、どこからがダメなの?詳しい線引きを知りたい!と思って調べてみました。
ネット上の写真や画像は勝手に使って良いの?
以下は、私が調べたことや学んだことを「自分用のメモ」として書いてますが、もし同じような疑問を抱いている人がいらしたら、お役に立てるかもしれません。
--そんな訳で、ここからはかなり噛み砕いて書いてます--
ネットに公開されている画像や写真は勝手に使ってはダメ!
ネット上の写真は基本的には、
↓↓
・インターネット上の写真は勝手に自分のブログなどに使ってはいけません。
・写真や画像がWEBに一般公開されていても写真を撮った人に著作権があります。
ですので…
なのです。
ただし、一定の条件を満たせば使って良い場合もある
だけど、一定の条件下では使って良い場合があります。
1)許可を得ている場合。
画像の製作者や写真の撮影者(または著作権を有する人)の許可を得ていれば、もちろん使えます。
2)画像や写真を「引用(いんよう)」する場合。
後述しますが、引用でも条件が厳しく決められていて、何でも構わず勝手にコピペして使ってイイよということではありません。
3)以下に該当する場合。
・パブリックドメイン
・クリエイティブ・コモンズ
・クリエイティブ・コモンズ・ゼロまたはCC0(シーシーゼロ)
として公開されているものには、著作権がなかったり、許可を取らないで使用してもOKなものがあるのだそうです。
うわーん。なんか難しいの出てきたぞっ!!
著作権フリーという言葉は聞いたことがあるけど…?
パブリック?ビューイング???(笑)
では、気を取り直して次の項では、引用の範囲やパブリックドメイン、クリエイティブ・コモンズについて、詳しく見ていきましょう。
他人の画像や写真を使って良い場合とは?
許可を得ている場合は使っても良いというのは分かるのですが、イマイチ良く分からない、引用の条件やパブリックドメイン、クリエイティブ・コモンズの決まりを調べてみました。
引用はどこまでOK?引用の注意事項は?
引用とは、文化庁のページにはこのように書かれています。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)著作物が自由に使える場合 | 文化庁
つまり、
例えば、↑上記も文化庁のサイトから「引用」しているのですが、説明のために(1)必然性がある、(2)枠で囲って区別されている、
(3)の主従関係とは、要するに自分の記事や文章がメインで、あくまでも引用部分はサブじゃないとダメだよと言うことです。
上記の引用部分は、私が書いている記事の中の一部分でしかないので誰が見ても、メインは「私が書いている記事」です。
さらに(4)出所(出典)が書かれている。
画像や写真も基本的には引用の条件は同じですが、人が写っている画像には、その人の肖像権やパブリッシティ権があったりするので、さらに注意が必要です。
また、サイトなどで無断引用禁止、無断転載禁止などと書かれている場合は(一応、この場合でも引用の要件を満たしていれば法律上は問題はないらしいですが)無断で引用しないで!とわざわざ記載しているのでしょうから、しない方が良いでしょう。
フリー画像や著作権フリーとは?
では、引用以外で必然性もなく唐突にイメージ画像として素敵な写真を使いたい時はどうすれば良いのでしょう?
こんなの〜↓↓
素敵な写真♡自分じゃ撮れないです(汗)
Benh LIEU SONG投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
上記は「クリエイティブ・コモンズ」というライセンスで、一定の条件の元で、ブログや他の著作物に使ってもOKなWikipediaの画像です。
ただし、クリエイティブ・コモンズは著作者が著作権を放棄している訳ではありません。例えば、クレジット表示などの条件を設けることにより、著作者以外が使用しても良いというライセンスです。
一般的に「フリー画像」や「著作権フリー」と呼ばれているものがありますが、これには上記のような「一定の条件下では使ってもOK」な画像が含まれている場合もあり、注意が必要です。
次の章では、一般的に「フリー画像」や「著作権フリー」などと呼ばれる、パブリックドメイン、クリエイティブ・コモンズ、クリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)について、権利の違いや使用の条件を見ていきましょう。
パブリックドメイン、クリエイティヴ・コモンズ、CC0それぞれの違いは?
・パブリックドメイン
著作権の放棄や消滅で現在は著作権がない状態のものをいいます。著作権がない状態なので、基本的には自由に使用してOKです。
しかし、企業が商標登録をしていて商標権が存在する事があったり、作品によっては、手を加えたり、改変してはいけない場合もあるので少し注意が必要です。
また、著作権保護の法律がエリア(国)によって違っていたり、著作者が意図的に著作権を放棄している場合などは、法律があいまいな問題点もあります。
(それを解消するために、後述する「CC0」というライセンスがあります)
・クリエイティブ・コモンズ(CC)
著作権を保有したまま、著作権者(名前など)を表示する事により、使用しても良いというライセンスです。
作品の著作権者にとっても、自分の作品がクレジット付きでネット上に流通するというメリットもあります。
クリエイティブ・コモンズには、下記のように6つの種類の条件があります。改変がダメなものや営利目的には使えないものなどがあり、一目でわかるようになっています。
↑画像はhttps://creativecommons.jp/licenses/から引用しています。
(枠内の画像や文章はhttps://creativecommons.jp/licenses/から引用しています。)
クリエイティブ・コモンズは、以下の条件の元に作品(写真や画像)を使うことができます。(それぞれの条件著作権を有する人が決められます)
*営利目的の範囲は?-ブログにアフィリエイト広告などを表示している場合は(収益がなくても)営利目的と言えるでしょう。
表示
作品のクレジットを表示すること。
(改変OK、商用利用もOKです)
表示-継承
作品のクレジットを表示、改変した場合には、元のライセンスを継承する。
(改変OK、商用利用OK)
表示-改変禁止
作品のクレジットを表示、改変は禁止。
(商用利用OK)
表示-非営利
作品のクレジットを表示、営利目的の使用は禁止。
(改変OK、商用利用禁止)
表示-非営利-継承
作品のクレジットを表示、営利目的の使用は禁止、改変した場合には元の条件を継承する。
(改変OK、商用利用禁止)
表示-非営利-改変禁止
作品のクレジットを表示、営利目的の使用は禁止、改変も禁止。
(改変禁止、商用利用禁止)
・クリエイティブ・コモンズ・ゼロまたはCC0
クリエイティブ・コモンズ(CC)が、著作権を有したまま、著作者以外に使用を許可するライセンスだったのに対して、クリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)は、著作権を放棄するというものです。
CC0では、著作者は「いかなる権利も保有しない」という選択肢です。(権利を保有していいないので、ライセンスでもないので、選択肢(=英語ではOption)というワードが使われています。)
CC0が確立した背景には、著作物には自動的に著作者(製作者)の権利が発生して、期限が国や地域ごとに異なったり、また、意図的に著作権を放棄しようとしても法律的にその扱いが煩雑だったり、あいまいだったりすることもあるからです。
簡単に言うと!
クリエイティブ・コモンズ・ゼロ、またはCC0(=シーシーゼロ)と明記されているものは、誰でも自由に使っていいよー!誰が作ったか表示しなくてもいいよー!自由に手を加えてもOKよー!ってことです♪
無料で使えるCC0(フリー画像)のネットサービス
ここまで読んでくださった皆様に朗報です♪
なんと!インターネット上にはCC0で写真や画像を公開している方たちがたくさんいて、無料で好きな画像を探してダウンロードできるサービスがあるのです。
以下に、私が普段からブログで使っているものを紹介します。
Pixabay(ピクサベイ)
2,300万点以上の高品質な写真や画像の素材がダウンロードできるサイトです。
もともと海外のサイトなので、素材は外国のおしゃれな感じの写真がたくさんみつかります。
写真は日本語検索もできて、会員登録をしなくても利用できます。(高画質の素材のダウンロードには登録が必要です)
*なお、私がブログに使う画像は表示が遅くならないように、できるだけ軽い素材を選んでいます。上のサイトで言うと、一番小さいサイズ(だいたい640px幅)のものをダウンロードします。
Pixabay 公式サイト : https://pixabay.com/ja/
Pexels(ペクセルズ)
上記のPixabay(ピクサベイ)と同じような海外のサイトです。(実際に同じ画像なども多く登録されています)
こちらも会員登録不要で、いくつかのサイズから選んでダウンロードが可能です。
私は、いつもPixabayで先に検索して、イメージに合う写真が見つからない時に、Pexelsで探すようにしています。
好みもあると思いますが、なんとなく、Pixabayの方が検索しやすいような気がします。
Pexels 公式サイト : https://www.pexels.com/ja-jp/
ぱくたそ
「ぱくたそ」は、日本のサイトで、人物の表情の写真などが豊富です。
海外のおしゃれな写真も良いですが、日本人のモデルさんの写真を使うことで、より親近感が持てる記事となります。
ぱくたそ公式サイト:ぱくたそ - すべて無料の写真素材(フリー素材)
CC0(フリー画像)を利用する時に気をつけること
著作権がなく自由に使えるクリエイティブ・コモンズ・ゼロ(CC0)ですが、実はCC0にも条件があるのです!!
モデルリリースについて
それは、↑こんな風に人物の顔が大きく入っている写真。実は「顔のアップなど」の人物が特定できる状態で写っている場合は、CC0だとしても著作権とは別に肖像権というのがあります。この場合は写っている方に許可をもらわなければなりません。また、そのことを「モデルリリース」と言います。
上の写真は、先ほど紹介した「ぱくたそ」から使用してますが、こちらは予めこの女性に許可を得ているモデルリリース写真なので文字を入れたり加工してもOKです!!
なお、「ぱくたそ」にはこのようなモデルリリース写真がたくさん掲載されています。ただ「ぱくたそ」のページには以下のように書いてあります。
このモデル名が書いてある写真以外は、モデルリリースではないので気をつけること!!詳しくは「ぱくたそ」の規定に詳しく書いてあるので使用する際には必ず読んでおきましょう!ちなみに、上の綺麗な方は、たけべともこさんです。
他にも可愛い写真がいっぱいあるので確認してみましょう(^-^)
その他のCC0の条件
こちらはPixabayのCC0の説明です↓↓
簡単に訳すと--------------
(実は私、TOEIC990点なんです。うそ。本当は950点!←これは本当!!)
・特定できる人物は同意を得ない限り、不快な使い方や悪者に仕立てて使ったりしちゃダメ。
・何かのサービスや商品がその人物や団体によって、さもオススメされているかのように使っちゃダメ。例えば、NASAの写真を使っていかにも「NASAオススメ!」みたいにしちゃダメよ。
----------------------------
このように規定があります。いくらモデルリリースでも、世界中に顔が配布されてしまうので、変な使われ方やその方が不快に思うような使い方はしちゃダメってこと。もし、そんな風に使わないといけない事情があるときはきちんと許可を取ってから使いましょう!!
↑さっきの方 たけべともこさん
しかしながら、ネットは世界中につながっているので、自分がアップした写真は勝手に誰かに使われてしまう可能性は十分にあります!自分がネットに写真をあげるときは、そんなことも念頭に置いてきちんと考えてからアップするようにしたいですね!(不快な使われ方もあるかも...)
以上、今回はブログに使える画像や著作権について、引用、パブリックドメイン、クリエイティブ・コモンズ、CC0などのライセンスや条件を詳しく調べてみました。
皆様のブログ運営の参考なれば幸いです。
★★この記事を書くにあたって参考にしたページ★★
・クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
・When we share, everyone wins - Creative Commons
・Creative Commons — CC0 1.0 全世界
・クリエイティブ・コモンズとパブリックドメイン、CC0の違い | camera hack blog
・Flickr愛好家の写真は自由にブログに使われている!写真系SNSの自己管理と見直しを
◆ブログの収益化やSEO対策については、こちらもご覧ください♪
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このブログについて
著者:元CAバンビ
もともとは国際線のCAをしていました。趣味で「旅行ブログ」を書いているうちにブログ運営そのものに興味を持ち、HTMLやCSS、Javascripなどの言語やSEOについて独学で勉強し、はてなブログのテーマ「Palette(パレット)」を公開しました。
現在では、はてなブログやWordPressなどで5つのブログを運営しています。
当ブログでは、自身の経験からブログ運営やカスタマイズ方法などを紹介しています。
詳しくはサイトマップをご覧ください♪
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